…やっぱりコメディ入ってしまいました。
最初は全然そんなつもりなかったんですけど。
自分が生きていたとわかった直後のミューラァの気持ちをズラズラとプロットに書いてみていました。それで本当に、最初はミューラァがこの高さから飛び込もうかな〜〜と思ってる設定にしていました。
ミューラァとしては最悪の状態ですよね。裏切られたとはいえ、結局自軍に突っ込む=本当の裏切り者になってしまってるわけで。だましたあっちの方が悪い〜〜〜とはいえかなり分が悪い気がいたします。ということは、ククトにおいてミューラァの居場所も存在価値も全くなくなってしまったわけで(生き方考え方を変えない限り)、「生きていたってしょうがない」と思うのが自然かもしれん、と。「歩んできた茨の道の最後に待っていたのは、断頭台か」とかかっこいいことがプロットに書いてあったりします。かっこよすぎてかっこわるいので使いませんが。
いろいろ思い直して、飛び込もうとする設定はやっぱりやめておきました。
そう衝動的に思ってしまうようなどん底の期間、彼はケガで動けなかったんじゃないかと。で、そのどん底状態を通り越したら、ちょっと変わってくるかもしれない、と思い直しまして。
アイゼルに、「やつは甘いんだよ」と言われていた、その甘さが出るというか…。バイファムを倒せるのは自分しかいない→命令違反してでも行ってやる→その時がきたら、きっと自分の力が必要になるはずだ→そこで成果を上げれば見直してもらえるかもーー。
とまであの時思っていたかどうかはわかりませんが(本当におとことおとこの決着をつけてやる!ってだけなのかもしれませんけどね……)、そういうたぐいの甘さと、今までのある種執念深さとプライドがないまぜになって、「生きよう」としているというのとはちょっと違うんですが、自分の今までやってきた道を思い返して、ある時ははかない期待を持ちつつ、ある時は絶望しつつ、いったりきたり模索を繰り返すんじゃないかなあと。
いや、一番はーー
自分から死のうとするミューラァを、どーにも想像できんかったということなんですが。
……とズラズラ書いてみたところで。コメディに走った言い訳になるわけでなく。
ちなみに、本筋には未だ入っておりませんことよ。…終われるのか…っていうより、まとまるのかこの話は。
いや、そもそも、、、そもそもの話は、ミューラァとヴィーが再会して昔話してまた別れて行くだけの話だったのです。あ〜〜あ。