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人形劇三国志のDVD

この間発作的に、「人形劇三国志」のDVDを買ってしまいました2枚。
「三顧の礼」あたりから玄徳の奥さんが死んでしまうところまで。要するに孔明好きなんですな。森本レオの優声がたまりません。

それにしてもこのあたりは、主君のバカ誠実さに翻弄される孔明の苦労人っぷりが、人形劇なりによく出ています。劇中の張飛のセリフ「おれは最近、軍師どのが気の毒でならん」(声:せんだみつお)に大いに共感してしまったり(笑)孔明の策を忠実に実行するのが結局、主君玄徳ではなく、なんだかだと反発している張飛や関羽や趙雲だってところが…。まあ、自分とはまた違う面で器が大きすぎてとらえどころの無い人間(良く言うと)だからこそ付いて行ったのかもしれませんから、好んで毒を飲んだというか。
それでも、最初は玄徳軍の中でも割にスタンドアローンな感じで飄々としていた孔明が、最後は玄徳の意思をただ一人受け継ぐが故の悲壮感が漂ってしまって、ちょっと私的には寂しいというか。いや、だからこそ日本では人気なんでしょうけども。しかし私自身は、「項羽と劉邦」に出てくる名謀臣、張良の方が、実は好きだったりします。孔明にとって玄徳に仕えることが「天命」みたいな重いものだったのに対し、張良はとにかく仕事を楽しんでいるみたいな感じがするんですな。この人は道教の徒だったせいか感情は常にフラットで、劉邦のために、といっても、劉邦の中の一部になってしまうようなことはないのがまたよくて。
…劉邦のキャラクター自体に悲壮感がない、というただそれだけのことかもしれませんが。

この「人形劇三国志」って、1982年10月2日〜1984年3月24日放送なんですね。バイファム放映時期と微妙にかぶってたんだなあ…。大河ドラマのように、放送時間45分だったの、覚えていますか?

というわけでではないですが、DVD買ったついでに、「項羽と劉邦」やってくれ、という要望をNHKに送信しました。実はドーモくんとななみちゃんの2006年デスクトップカレンダーが欲しくて数ページにのぼるアンケートにも答えました。最近、一言言わないと気が済まないのは、トシを取った証拠でしょうか…。

私が生きているうちにぜひ実現してほしい「項羽と劉邦」
川本喜八郎先生、「項羽と劉邦」のカシラ作っていらっしゃるみたいな噂もネット上でちらほらみかけるんですけどねえ…まあ噂なのでなんとも。

川本喜八郎先生のオフィシャルサイト。懐かしい仲間たちに会えます。

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コメント

 なつかしー!
 本放映の頃、わたしはあまり興味なかったんですけど、この時間になると決まってテレビがついてた所を見ると、親は好きだったらしいです。
 しかし今見てもすごいですな、この作品。今のNHKには、金はともかく、こんな風に手間をかけてじっくり作った作品なんてないんだろうなー。

 そんなわたしは気付いたら「太平洋奇跡の作戦 キスカ」を購入しておりましたよ。
 登場人物1000人以上(モブシーン含)全員が男で軍人軍属のみ。
 ……堪能いたしました。

結構大人が見ていたようですよね。私の母も好きでした。一緒に人形の展覧会も見に行ったくらい。
今一度あんな作品を、じっくり作ってほしいです…。やってくれたら絶対みなおしちゃうなあ。

私、日露戦争(だっけ?)の日本海海戦くらいしか知らないなあ…ばるちっくかんたいとか。の割にコジマジョウの「指揮官」って本をなぜか持っていたりします。

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