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ANIMAX-バイファム36話感想

本日は「収容所に向かえ!」ですよ。
いい回でした…子供達が生き生きしていました。
作画も演出も脚本もよかったと思います。

最近なんとなく大人しかったシャロンの毒も全開で(笑)
ケンツが話のわかるヤツになってきたから余計目立ったような(^^;
ていうかケンツ、大気圏突入からこっち、「ククトニアンだって人間だ」とか、今日の「捕虜虐待は軍紀違反だからな」とククトニアンの子供に毛布マント掛けてあげたり、劇で大人しく敵役やってたりして、丸くなった…人間的に深みが出てきましたな。

作画の話に戻りますが、私はこのころの芦田さんの絵が一番好きです。OVA4まで行ってしまうと、安定はしてるのかもしれないけど型にはまってる感があって。
しかし一番最後の方に出てきたミューラァはちょっと……。ていうかついぞ設定画のミューラァ通りに誰も描いてくれてないよね設定したご本人ですら。

でもって演出。

一番はジミーのおしっこがジャーゴにかかる場面ですわ〜。ジャーゴにビショビショビショとかかる、あの瞬間とか間は最高。あとジミー。発する言葉が「うわあああ」じゃなく「ちょっと待って」でもなく「たんまたんま」だからいい。いや、あそこの人選がジミーだから絶妙なんですよねきっと。
ジミー的には間一髪という場面ですが、見ている者はなんだかあれで、敵に一矢報いたようなスッキリ感を感じるのです(ホントか)
あと、何と言っても橋の上と橋の下の戦いを同時に見せる演出が見事〜〜〜。映画のような、というのはほめすぎでしょうか。別々の戦いだけど、子供達が一丸となっているように見えます。バイファムに理想的な戦いがあるとしたら、これなんじゃないかと思いますです。

しかしやっぱりバギーと子供達に目が行っちゃって……
ジャーゴって何機かいましたか?(爆)
いや、ミューラァが「第二偵察隊からの通信が途絶えた!?」って言ってたので、ああ、「隊」だったんだな、と。
「移動しているだと?」移動している=目的地がある、ってことで、「不穏分子」との合流、を想像(タウト星で会話を聞いてるから)したわけですな。
「不穏分子の手にあれが渡る前に」って、サライダ博士がリベラル側についていることをミューラァは全く知らなかったってことなんでしょうか。あれ?サライダ博士って、石板を作ったんでしたっけそれともあの能力を石板に仕込んだんでしたっけ、それともスイッチ押しただけなんでしたっけ。いや、ミューラァがサライダ博士が何の仕事してるか知らなかった、ってのもアリか?
(このあたり長い独り言ですみません)

この回語ることが多すぎますな。
そうだ、「君はステキ」初出はこの回なんですね。

今回は全体的にテンポもよかったです。前半の、エピソード盛りだくさんが戻ってきた感じ。
・ククトニアンの子供が川に流されたのを助ける
・力を合わせて魚を釣る
・意志の疎通をはかる(劇)
・収容所に向かう
・ションベンタイム
・敵襲来
・収容所でククトニアンの子供達の親発見
ポイントがこんなにあるのは、久しぶりではなかろうか…

あと、ちょっとしたところに、いいカットやセリフが入るんですよね。
「ションベンタイム了解」
「あいててててはさんじゃったよ」とかとか。
演出的には大変でしょうけど、こういうちょっとしたセリフやシーンの積み重ねによって、密度が高いと感じたり、いい話だと感じたりするんじゃないかなあ。
そういえば、画面の隅で物語を平行させる手法って、小説やマンガでは使えないですもんね…。いや、マンガでもできるか?(←溢れる想像力がないとできないんですけど。あ、助監督がいれば楽だなあ・笑)

てことは、「群像劇」を強く感じる回が、良く見えるってことかな…

あ、例のシーンはのぶりんさまのために残しておきます(笑)

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コメント

>あ、例のシーンはのぶりんさまのために残しておきます(笑)
ありがとうございますっ(笑)
二人が知り合ってからここまで、いや~長かったですねぇ1話からだものなぁ。「アツイ事はイイ事だよ。」かぁ…そうだよねぇ(しみじみ)。
フレッド視点で見るバイファムって、ながーいスパンの少年の恋物語でもあります。10代前半の少年の、淡い恋物語でありますね。ペンチは後半目立たなくなってしまったけれど嬉しい登場です。だってこの2人、1話から一緒なんだもの。思えば私にとってのバイファムって、フレッドとロディ、ペンチの物語なんだな~などと感傷的になるのぶりんでありました。(←現実に戻って来い!笑)

>ジミーのおしっこがジャーゴに
戦闘場面にあるまじきコミカルさなんですが、何故かヤな感じがしないシーンです…不思議だ。次々回ぐらいの戦闘で、やたらコミカルで好きになれない演出があるのですが対照的です。

>橋の上と橋の下の戦いを同時に見せる演出
あれはイイです!橋の下をRVが飛び交う様子がチラッと見えるのもイイ!
渓谷の高さを感じてドキドキします。
ただジャーゴの絵が、ちょっとヘンに感じるのは私だけでしょうか…
(ちなみにジャーゴは2機だった様な…)

>サライダ博士って…
「パーメモ」の人物紹介には「リフレイドストーンを作った」と書いてありますね。
石版は放射能除去の過程で、もともと力線を出す様です。
リベラリストはその能力を「転用した」そうです………サイバーテロに。(←もういいっちゅーの!笑)

>「アツイ事はイイ事だよ。」
フレッドの舞い上がりっぷりがわかるいいセリフです(笑)
そういえばペンチが目立つ回って後半ないですね…あの133食が最後でしょうか??どーしてもミューラァは出てくるわカチュアやロディはクローズアップされるはリベラリストはいるわオタやらアイゼルやら…
あとワンクール長かったらよかったのにーー!!(おい)

そうなんですよね、1話から出てきてるんですよね。そういう意味では、前半出尽くしたってことなんでしょうか…異星人だとわかるまで全く目立たなかったカチュアとは対照的に。

>何故かヤな感じがしない
やっぱり対RVだからでしょうかね。相手も素のジミー狙ってますし。次々回ってアレでしょうか…正直ミューラァ出てくるとこしか見てないのであまり見てないんですが、感想また書くと思います。

>ジャーゴの絵
すみません、ほんとジャーゴ見てなかったみたいです。なんか橋の下を赤と青が通るなー赤と白が通るなーくらいしか(爆)
2機ですか。…そうですよねこっちのRVは3機いるんですもんね。
しかし、偵察隊なのに襲うなんて無謀、と思ってしまうのは私だけでしょうか。後付けたりしてればいいじゃん…(^^;

>放射能除去の過程で、もともと力線を出す
あ、そうか、植物再生+放射能除去なんですね。そういえばククトのメカって熱核反応炉使ってるんだった…しかし放射能除去とシステム狂うのとどう関係するのか、物理化学オンチな私には謎です…

>放射能除去とシステム狂うのとどう関係するのか
私(根っからの文系)にも謎です。放射能除去って、石版の中に放射性物質を溜め込むんでしょうか?それとも石版内で崩壊しない、安定した原子に作り変えるのかしら…(それって核融合?それともナノテクって奴!?)
CPUって性能が「ヘルツ」で表されてるから、電磁波がコンピュータの動作不良を引き起こしそうなのは分かるんですけど、でも何故ククト製コンピュータにだけ悪影響だったのかしら…ダメだ限界です。余計混迷を深めてしまいました(笑)。

ガンダムの何とかかんとかいう理論(ミノフスキーだったっけ?)も後付だったらしいですから(笑)
後付で誰か考えてくれないですかねーーーバイファムファンの学者が。

時間が出来たら調べるために、バイファムの謎でも箇条書きにしておいておこうかな。。。と思います(仮末代な気がせんでもありませんが^^;)
一応記事にエントリータグを与えておこう。

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