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ANIMAX-バイファム3話

中尉の声はキートン山田か。

もとい、何度見ても壮絶。
生き残った兵士二人が泣きながら敬礼して中尉を見送るところは、こっちも泣けてきそうでした(何度目だ見るの)
相手のククトニアン(ウグ2機)も振り返って一瞬ボーゼンでしたよね。一体何を思ったでしょうか。でも、彼らも必死なはずなんだよなあ…やおら動き出して退却する姿を見て、そんなことを考えてしまいました。

最後にクレアのお父さんのバーブランド大佐と交信する場面。あれってなんであそこ(中尉の後)なんだろう、と思うんですけど、でも考えてみたら、ちゃんと子供達(視聴者)の目的を再確認させる意味もあるんだなあ、と。いろんなテーマを含んでいながら、軌道を最後にちゃんと戻しながら作ってるのがすごいなと。
…って、あららまた同じようなこと書いてますな私(苦笑)

「3話メモより」

ここまで大活躍(生存確率0.29%をひっくりかえす)の人なら、普通名前付けてもよさそうなもんだが、逆についてないことで、バイファムの世界観が表現されている気がする。この中尉が個人として特別だったわけでなく、あくまで、「民間人をベルウィック星へ一人でも多く送り届ける命を担った軍人の一人」という記号。そこに家族との思い出、生き残った二人の兵士の敬礼、が丁度いい具合に効く。本来なら泣き所になるシーンなんだが、子供達視点で見るならば、戦争というものがどんなものなのかを初めて目の当たりにして、悲しみより驚愕・不安・恐怖の方が大きいはずで、今後の主役となる子供達に視点をスライドしやすいように、切なさは絶妙な加減で抑えられる、このバランスが好きだったりする。

しかしこの1話だけで、殆どの大人がいなくなってしまった…
そういえば、民間人の助力を惜しまない姿は、彼らが開拓民としての精神を持っていたからとか、元々軍との二人三脚だったからとか、どこかで読んだような気がしたですが…どこでしたっけ。いえ、私だったら、あのジェイナスの砲台には怖くてあがれないような気がしたから。絶対裏方で、どこかの廊下で吹き飛ばされる人になってただろうな、と(苦笑)

私なぜか、子供達がジェイナスのコンピュータに初めて触れるシーンが好きなんですよね。スコットが真っ青になって首を振りながら「30分後にはみんな死んじゃうんだ!」という場面とか。いつのまにか使い方を会得してしまっているマキのおばさんへの指示とか(伝わらなかったけど…)
子供達がいよいよバイファムの表舞台に登場してきた、という感じで。

作画の話。
「そんなはずないよおばさん!」のマキの表情とか、中尉の最後とか、絵的にはいい場面があるんですが、最初の方の「にいさんだって猫のしっぽを持ってサイレンだ」のあたりのロディの顔とか、まだ慣れてないな〜って感じですな。でも、スコットなんかはいい顔なんですよねー。いや、わかるんです子供達描いている今となっては。ロディの顔、結構難しい。いや、スコットも難しいんですけど…何も考えずに描けるのは、バーツとケンツくらいや…って誰も私のことなんで聞いてませんねはい。

というわけで4話は明日〜

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コメント

>何度見ても壮絶
つらいですね~この回は。母船を失ったウグの後姿さえ悲しいです(このウグ帰還出来るのな?)。

>バーブランド大佐と交信する場面
確かに別にここでなくても良いような場面ですが…つらい展開が続くので(子どもの)視聴者への配慮として入れたのかも、と思いました。
ワンクッション置いてみよう、みたいな…。

「収束率が悪すぎるわい!」のおジイさんが戦死する場面はショックです。
あの人、クレアド星から避難する時にロディ達と同じ車に乗ってますよね。
引きの画面で砲台が吹っ飛ぶ様が、もう言葉を失うっていうか…。
この回、前半に子ども達の交流(プラス諍い。笑)がこまめに描かれてますが、後半の戦闘と中尉さんの戦死が、とに角インパクト大です。

>このウグ帰還出来るのか
私も同じ事を思いました…一体どこへ帰っていくんでしょうか。どこかにXU-23Aよりでっかい母船がいるんでしょうかねえ…

大人達があっけなくいなくなってしまう様は、残酷とも冷たいとも取れるんですが、でもある意味戦争の真実を物語っているというか。
ああやって早いテンポで描くことで、どんどん人がいなくなっていく(30分後には全員死んじゃうんだ)、その恐怖を演出しているんでしょうなあ。

しかしあの「生存確率0.29%」ってどういう意味なんだろう。いやそんな厳密な数字ではないんでしょうけど。誰か一人でも生き残るできる確率なのか、生存割合なのか?

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