特許庁にいりびたり
5月に入ってここんとこ、ずっと仕事で特許庁の電子図書館に入り浸りです。
これがですね、使いにくいのか使いやすいのか…いや初心者には使いにくいのです。
検索方法がいろいろあるんですが、紙媒体の資料をデータ化の最中らしく、一応すべての(明治時代の特許も入ってるから多分…)書類はPDF形式の画像データにはなっているものの、テキストで検索できるような、テキスト+図面の完全データになってる年代範囲はごく最近の一部だったりして、調べたい年代範囲によって検索方法を変えなければならないという。
テキスト検索するにしても、使用する名称が発明者によって違うもんだから(イーゼルもしくは画架とか)困ってしまいます。分野もまがたりまくっているし。テキスト検索で出てきた物件が属する分野をすべて抽出し、その分野のすべての出願書類に目を通さないことには、モレが出てくるということになるわけで。開発前に肝心なのをもらしたりなんかすると、いざ発売の段になってから類似のものが出てきて拒絶をくつがえせず、そーなると型からパッケージから生産ラインからすべて無駄になっちゃうもんで、大事な仕事のはずなんですが…
検索でさんぜんけんとかいう数字が出てくると、荷物をまとめてオフラインな山の中に引きこもりたい気分になります。
特許庁の審査官って毎日こんななのかなあ………
落書きのようなありえない出願図面を見つけたりして、時々おもしろいんですけどね。だいにっぽんてーこくの印が入った旗とか意匠登録されていたり。