没案
「これだけは聞いてほしいの」の後に続くページが、当初の案ではこれでした。はっぱをかけているヴィー。説教くさいセリフの出る幕でもなかろう、と思って。
これが何で描きかけで(あとは台詞とトーン入れるだけ)、しかも没になってしまったかというと、私自身何もかもいやになることが、まさにこの時起こったのでした。こんなに信念持って頑張ってるのになんでや〜〜というようなことが。
するとこのページ自体、描けなくなってしまいまして。なんかちがう、普段ピンと糸を張った状態で大丈夫、と強がっている人間が底の状態の時に言われて心に響く言葉って、これじゃないよな、と。
で、ああなったのでした。「もう、いいよ」というのは、相手を諦めているのではなく、相手を認めた上でもう一度立ち上がる気にする(このあたりは反骨というか。もういいと言われるとまだやりたくなる人間心理というか)、ということで使いました。っていうか「今言われたら泣くな」という台詞がこれだったんですけど(笑)
しかし…起こったことが、あまりにタイムリーで驚くこと。。。
今は大丈夫ですが、自分が底にあるときに気持ちを奮いたたせるきっかけは、自分の中からはなかなか出てこないものですな。孤独を感じるときは、思考が自分の中に落ち込みこそすれ、拡がってはいかない。そんなこんなでヴィーの覚悟につながるわけでした。
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