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2001年宇宙の旅 読了

2001年宇宙の旅、この土日で読みました〜
読み始めたら一気だったです。多分なんぼか予備知識があったので(それこそ最後のスターチャイルドまで)、読みやすかったのだと思いますが。

しかしあれですな。2001年にすでにHALのようなコンピュータがあったり月面基地があったりとは、すぎてしまった今思うにまだまだ夢の様な話な気がいたします…地球軌道上にある宇宙ステーションに行くのでさえ苦労してるのに。それとも本当は水面下でとてつもなく技術と計画が進んでいて、生きている間に月にホテルができたりするでしょうか。
とにかくミューラァが生まれないことは確実な気がしてきた………確実に世迷い言ですが。

モノリスがあればうらしま効果なんて気にすることなくイプザーロン系へ行きつ戻りつできるのにと、私の思考もバイファム世界と行きつ戻りつ。
そういえば確かに、バイファムに引用されたとおもわれるところがいくつかありました。
HALとかフライ・バイとか。オールオーバーのような概念のものも出てきませんでしたか。
読みながら線でも引いていけばよかった(苦笑)

でもって最後、スターチャイルドは、地球に戻ってきて何をしたんでしょうか。

手遅れになる前に戻ったのだ。下の込み合った世界では、いまごろ警告灯がどのレーダー・スクリーンにもひらめき、巨大な追跡望遠鏡が空をさがしていることだろう。そして人間達が考えるような歴史は終わりをつけるのだ。(中略)
軌道上でまどろんでいた死の積み荷が目をさまし、もそもそと身じろぎしている。(中略)意思を送り出すと、空をゆくメガトン爆弾に音もなく閃光の花が咲き、眠る半球に短いいつわりの朝が訪れた。

最初は、「手遅れになる前に戻ったのだ」「人間達が考えるような歴史は終わりを」と書いてあるので、人間の間で世界戦争でも起こりつつあるのかと思ってしまったのですが…
死の積み荷=メガトン爆弾ですよね。レーダースクリーンに何かが捉えられたので、追跡望遠鏡が動いてその正体を探している、と。それと平行して軌道上にある爆弾がもそもそ動いたと。でそれをスターチャイルドが破壊したと、いうことなんでしょうか。とするとレーダースクリーンが捉えたのは、スターチャイルドの存在??

……ということが知りたくなったので、息を付く暇もなく今度は2010年にかかりました。が、まだ出てきません。軌道上の爆弾が原因不明の爆発を起こした、みたいな記述が出ないかなあと思って読んでいるのですが…今のところ2001年とのつながりは、フロイド博士とチャンドラ博士…くらい。

この旅も、最後はどうなるのか、今から楽しみです。私にしては珍しく、最初から読んでます。
あ、映画も見なければ!

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コメント

 2001年が書かれた60年代は米ソ冷戦真っ只中。キューバ危機なんてのもありました、と書くといくらかヒントになるでしょうか>ラスト
 でも、読みようによってはいろいろな解釈ができて面白いかも

え、ということは、やっぱりそういうことなんでしょうか…
いろんな解釈ができるって、おもしろいですよね…
今晩2001年ーの映画見てみますーー

そういえば相対性理論のサイトを探していたら、さる作家さんの黙認サイトで深度さんの名前をお見かけしましたよー。
あのイロモノ物理学者のページはめっさおもしろかった…

 クラークという人は呆れるくらい楽天家で理想主義者なんですよね。デビュー作の「太陽系最後の日」とかもうコテコテ(笑)。もしかするともう絶版かもしれませんが、『明日にとどく』という短編集に入っていますので、機会があれば読んでみてください。

>某黙認サイト
 NO〜、見つかってしまいましたか〜(爆)。
 いや、大好きなんです、ダンテ隊長とか……。

2010年も読み終わったので、あれば読んでみますーー。>太陽系最後の日

「タナトス」というどこかで見た単語があるのに気付いてピンときまして。
もしや?と思って探したら、いらっさいましたか、みたいな(笑)

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