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3話メモ

ボギー「フェーズ1、プラス120度に敵影。フェーズ2に入ります」
艦内放送「敵接近。本艦はただいまより戦闘態勢に入ります。本艦はただいまより戦闘態勢に入ります」
ボギー「敵影、120度から123度へ移動中。グレード3.5」
オペレーター「コース確定。最接近は23分後です」
中尉「一応フェーズ3だ。敵艦のスイープデータはもう出たか」
オペレーター「まだです。観測域が狭すぎてアンサーが出ません」
中尉「そうか、トークを続けてくれ。博士、バックアップをお願いします」
クレーク博士「ケイトくんがやっている。それより、敵影がひとつというのはおかしくないか」
中尉「多分偵察機でしょう。センサーのレンジを最大に上げて、敵本体の探索にかかってくれ」
ボギー「了解。スキャニング開始」
中尉「艦内電圧が低下するぞ」
オペレーター「警報を出します」


ボギー「敵本体発見。95度。1.1ミル」
オペレーター「捕捉しました」
中尉「グレードは」
オペレーター「はっ、グレードマイナス4」
ボギー「敵影、グレードマイナス3からマイナス2へ」
オペレーター「兵力を分析します」
スコット「すごいや」
中尉「君、だめじゃないかこんなところに来ちゃ」
スコット「あ、あの、ぼく中尉さんに」
中尉「なんだ」
スコット「あの、ぼくも戦闘部署に配置してほしいんですが」
オペレーター「分析結果、出ました。識別コード、XU23a」
ボギー「グレード0に突入」
オペレーター「敵の飛行物体が5機発進されました」
クレーク博士「敵射程圏まであと15分」
ケイト「対抗兵力のコマンドを解放して下さい」
中尉「その必要はない。全員で攻撃をかける」
クレーク博士「そんな、私と彼女だけで、ここを制御しろというのか」
中尉「君」
スコット「え、あ、はい」
中尉「君はコンピュータを扱えるか」
スコット「ええ、少しなら」
ケイト「中尉、まさか子供達に」
中尉「ラウンドバーニアン6、パペットファイター2、発進準備にかかれ」

言われたプログラムを呼び出す仕事。
スコットは5年やっててレベル2
マキは3つからやっててレベル4(9年、もうすぐ10年か)
フレッドは7年やってる
ロディはちょっと触った程度でレベル1


2番機「こちら2番機。中尉どの」
中尉「どうした」
2番機「あと30秒で敵の勢力圏に入ります」
中尉「ジェイナス砲座、4番から8番、右10度から50度で、迎撃体制に入れ」
中尉「各員、砲撃開始」


マキ「4番、4番砲座、右上25度より、敵よ!」
4番砲座「どこよ見えないわよ」
マキ「そんなはずないよおばさん!!よく見て!!」
4番砲座「どこよ見えないわよ……!!」
(目の前にARV降下。4番砲座被弾)


中尉「そろそろ回避シークエンスに移ってくれ。準備はどうだ」
クレーク博士「わかった、すぐに準備にかかろう」
スコット「だめです、とても追いつきません。人員減少率が1.2です」
クレーク博士「何」
スコット「30分後には全員死んじゃうんだ」
クレーク博士「ばかなことを…!?」

クレーク博士「生存確率、0.29%…」

■観測域が狭すぎて…データに対する観測の巾。サイコロのどの目が出やすいかを調べる場合、一回振っただけではわからない。こういう時、観測域が狭いという…ふ〜〜ん。なるほど。
■レンジ[range]…天火とこんろを備えた料理用かまど。ではなく。変動・影響などの範囲。分布幅。レーダーなどの捜査範囲に使う。レンジが小さければ、細部までわかるが、大きな範囲はわからない。レンジが大きければ、その逆となる。……高解像度で絵を描いたときに、100%に近いビューで描くと線や色の微妙な具合はわかるけど、全体が把握できなくて困る。逆に全体表示で描くと、どっかはみ出していたり線がギタギタになっていたりする。……な感じかにゃーー(すごい個人的経験値すぎ)
■敵射程圏…敵の火器の射程距離と思われる距離によって設定したライン(推定)……敵がこっちの射程圏に入ったって意味かと思った。
■シーケンス[sequence]…フェーズの集まり。ある事を実行するための手順で、手順のひとつひとつがフェーズ、シーケンスは最初から最後までのこと。
■ミル[mil]…1/1000のこと。‰でパーミル [per mill]と呼び、傾斜や勾配などを表す時に使う。

・スイープデータ…なんとなく意味はわかるけど、どう訳していいのやら〜
・センサーのレンジを最大に上げてスキャニング始めると、艦内電圧が下がるなんてセリフ、妙にリアルだ…
・対抗兵力のコマンドを解放ってどういうこと?コマンドは「command」?「commando」?……って前者だとは思うが。
・「そんなはずないよおばさん!よく見て!」のマキとおばさんのやり取りが印象的。初めて使うコンピュータの前で自分の役割を幼いながらも果たそうとするマキ。こっちはわかっているのに相手に伝わらないもどかしさと焦り、そして回避できなかった死。仕方ないよね…マキのせいじゃないよ。きっとおばさんの眼鏡、度が合ってなかったんだよ。
・中尉の子供、マルロにしか見えない……(誰に似たんだ?)
・やっぱり語らずにおれない中尉のこと。
 ここまで大活躍(生存確率0.29%をひっくりかえす)の人なら、普通名前付けてもよさそうなもんだが、逆についてないことで、バイファムの世界観が表現されている気がする。この中尉が個人として特別だったわけでなく、あくまで、「民間人をベルウィック星へ一人でも多く送り届ける命を担った軍人の一人」という記号。そこに家族との思い出、生き残った二人の兵士の敬礼、が丁度いい具合に効く。本来なら泣き所になるシーンなんだが、子供達視点で見るならば、戦争というものがどんなものなのかを初めて目の当たりにして、悲しみより驚愕・不安・恐怖の方が大きいはずで、今後の主役となる子供達に視点をスライドしやすいように、切なさは絶妙な加減で抑えられる、このバランスが好きだったりする。

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