第16話 総員援護体制!カチュアをつれもどせ!
出発して18日目。
カチュアが異星人だということ・それ以上に、両親がククトニアンの捕虜になっている、ということは、両親が地球に向かっていると信じていた子供達にとって、衝撃だった。
食事の席で、みなに今後の進路について相談するスコット。大筋、タウト星へ向かうことで同意する。カチュアを除いて。
敵である自分はもうここにはいられない、と一人決心するカチュア。
航路変更をし始めていたロディとマキは、発進口が開いていることに気付く。小型艇に乗って、カチュアが出ていってしまったことを、ケイトに知らせに走るロディ。
タウト星に向かうとなれば、自分も行かなければならない。しかしケイトには、捕虜を救い出すなど不可能だとしか思えない。思い悩むケイト。そこにロディが、カチュアが船を出ていったことを知らせに来る。ケイトはカチュアの心情を思い測り、連れ戻しにいくのは大人である自分の仕事だ、と言い、パペットファイターでカチュアを追う。
援護のためロディはバイファムで二人を追う。
一方、カチュアが出ていったのはケンツのせいだと、責めるジミー。強気で言い返すケンツとまたも衝突。
カチュアを迎えに行く途中、ケイトがロディに、ありがとう、もうお酒に逃げない、と告げる。なぜかすみません、と謝ってしまうロディ。それを笑うケイト。
ジェイナスブリッジでもカチュアを追っている。カチュアは自分が異星人であることを知らなかったのだ。カチュアの気持ちを理解しはじめる子供達。
行く当てもなく小型艇を飛ばすカチュアは、敵が間近に迫っていることを知る。いや、自分にとっての敵はどちらなのか、と悩むうち、スコットからの緊急強制通信が入る。ロディとケイトが自分を追ってきていることを聞いたカチュアは、敵が自分の側にいることを知らせる。敵の姿におびえるカチュア。
ロディとケイトが追いついた。カチュアがジェイナスへ戻ると聞き、ブリッジに安堵感が広がった。するとケンツが、はやく戻ってこい、と叫び、二人を援護するために砲座へ。他のクルーも援護体制に入る。
苦戦を強いられているロディを援護するために、カチュアにジェイナスへ向かうよう言い残し、ケイトはロディの元へ戻る。敵の包囲を解き、ケイトとロディはジェイナスへ向かうが、もう間近というところで、ケイトのパペットファイター被弾。
そのショックの中、クルーは敵を撃退。
飛ばされるパペットファイターを追おうとするロディを、ケイトが制止する。異星人だから敵という考え方は、大人だけでいい、みんなは仲間だ、と言うケイト。
宇宙に消えてゆくケイトを、声もなく見つめる子供達。
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※…と、ここでケイトは亡くなったことになっているのだが。OVA4巻でなんと生きていましたってことで再登場。ここまではっきりと演出がなされているのに、そしてドラマチックで完成度の高い演出だと思うのに。OVA、あの人の変わってしまったアヤシイミューラァを含めて、なかったことにしてほしいと心の底で静かに思っている。嘘。ブログでさんざ書きまくりました。二人(ケイトとカチュア)に逢いたいロディの夢だ、とまで書いたような気がする(失礼^^;)