ストーリー

第15話 衝撃!!異星人が残した意外なメッセージ

ケイトが、異星人の残したメッセージを聴いている。

人口の増加などにより、ククトニアンは周辺の惑星へ移住計画を進めてきた。地球人がクレアド星と呼ぶ星もそのひとつである。はじめに科学者達が調査をかねて、移住実験プロジェクトに取り組んだ。そこへ突然地球人が入り込んできた。調査していたのは軍人ではなく、科学者とその協力者だったのだが、そこを地球人は武力で踏みにじったのだ。

マルロとルチーナが珍しくケンカをしている。ロディがわけをきくと、ケイトさんがお酒を飲んでいる、という。

異星人からもたらされた衝撃的な事実に、部屋に閉じこもり、一人苦悩するケイト。

ケイトを心配してロディが部屋を訪ねるが、荒れているケイトに追い返されてしまう。

ケイトに食事を運んできたクレアが、絞られていたボリュームをはずみで上げてしまい、カチュアが異星人である、というラレドの告白を聞いてしまう。

動揺を隠せないクレアから、話を聞き出すマキ。その話を立ち聞きしたシャロンが、よせばいいのに早速ブリッジへ走り、みなにその話をいいふらす。にわかには信じられない子供達。ケイトの様子がおかしいのはそのせいか、と気付くロディ。そこにカチュアが現れた。

その場の緊張感を感じて、どうしたのか、と聞くカチュア。皆はなんでもない、と平静を装う。カチュアは、ケイトがまたお酒を飲んでいることを告げる。それを聞いてロディがケイトの部屋へ走る。シャロンは、異星人だとわかったカチュアへの興味を隠せない。

お酒をやめるように、というロディ。子供に何がわかる、というケイト。ロディがケイトの手にある酒を取り上げようとしてもみあいになり、偶然ケイトと口付けてしまう。動揺して部屋を飛び出すロディ。その場にへたりこむケイト。

朝食の席で、とうとうケンツが、カチュアが異星人であることをぶちまけてしまう。なぜみんな本当のことを言わないのか、カチュアは敵だろう、とののしるケンツに、憤慨したジミーがケンツと取っ組み合いを始めた。やめて、とカチュアはその場を走り去る。

本当のことを言っただけだ、とケンツ。カチュアには罪はないのに、と皆がカチュアに理解を示す。みんないい子ぶっちゃって、と今度はケンツがしょげる。

そのことを聞いたケイトが、皆にラレドとのやりとりを公開する決心をする。

カチュアを交え、皆で異星人ラレドのメッセージを聞く。

青い髪の少女(カチュア)は間違いなく、ククトニアンである。カチュアの両親は、移住実験プロジェクトの一員だったのだろう。地球の軍隊によってプロジェクトプランは破壊されたが、そのあとやってきた地球人の心あるひとに助けられ、育てられたのではないか。

聴きながら、先に手を出したのは、地球人だというのか、とケンツ憤慨。

ククトニアンは、最初、地球人のベルウィック星移住については黙認した。しかし、地球はクレアド星にまで手をのばしてきた。それまでは争いを避け、話し合いで解決することを目指していたが、地球軍の不意打ち攻撃を受けるに及んで、力による侵略に対しては、力で対応するしかないという考え方へ変わりはじめた。そこから、交戦状態に発展した。しかし、平和を願う勢力が、ククトニアンの中にないわけではない。
それを地球へ伝え、戦争をやめるように伝えて欲しい。
また、ベルウィック星などから地球へ向かった殆どの船は、ククト政府軍に捉えられた。全員無事だが、悪魔の星と呼ばれている、ククトの衛星タウトに収容されている。

以上を聞かせた後、今後どうするかについて、ケイトは皆に問いかけた。

カチュアは、自分が、敵として戦っている異星人だと知り、部屋で一人苦悶する。やってきたケイトは、カチュアを励ますのだが…。

これからどうすればいいのか、どこへ向かえばよいのか、それぞれに悩む子供達。

     

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